ECCUBE 2.13.x on AWS EC2 & EFS

2019-10-10

以下の記事は、htmlだけをEFSに上げる仕様のものでしたが、
Smartyキャッシュファイル以外をEFSに上げました。

速度も変わらず、大変スムーズ且つ、ファイルの書き換えが楽です!

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ECCUBE 4がリリースされており、3ですら乗り遅れていますが、
中身をイジリまくっているシステムとしては、
安易に移行ができません。

この度、PHP7への対応を行った「EC-CUBE 2.17.0α」の存在を知りましたが、

https://www.ec-cube.net/news/detail.php?news_id=290

これも1年前のリリース。

まだ、開発者向けのαなので、

***

さて、この度、AWS 東京リージョンで、EFSが使えるようになり、
2つ以上のEC2上でのファイル共有がすこぶる楽になったわけですが、
全然、使いこなせていませんでした。

※EFS ≒ NFS ≒ファイル共有システム

その理由は、過去に行った改造によるもの

通常

  • data
  • html

のフォルダーになっていますが、
フォルダー移動が面倒という理由から、
html下にdataフォルダーを移動させました。

define.phpで宣言されている

/** HTMLディレクトリからのDATAディレクトリの相対パス */
define('HTML2DATA_DIR', '../_data/');

を、「./_data/」に書き換えるだけで、
作業効率が著しく上がったのですが、

2台のEC2のファイル更新が面倒で面倒で、
ようやく導入されたEFSに飛びついたわけですが、

全ファイルをEFSに移動させたところ、

超遅い!!

 

これは、smartyのtemplate_c以下に生成される
テンプレートファイルの読み書きの問題だと思いますが、

user_data(ベースのテンプレートが保存されている)だけを、
EFSに移行させたところ、速度は改善されました。

dataフォルダーは滅多に書き換えることがないのですが、
このdataが下層フォルダーにあることで、
EFSに乗せることができない状況にありました。

=HTML2DATA_DIR ../data/ >> ./data/の書き換えが原因

 

ということで、今回標準のdataフォルダーを、
htmlの同層にもどし、htmlをEFSに載せましたが、

当初、なんでこんな2層にしているだろう?
と疑問に思っておりましたが、

NFS(EFS)にHTMLを乗せるための、構造だったんですね!

製作者の意図が汲み取れず、自分が情けなくなりました。。。

 

これで、html以下にあるshoppingなどのphpを書き換えも、
2台分書き換えなくてよくなり、大変便利になり、
ECCUBEの開発元のロックオンさんの設計の素晴らしさに痛感しました!

 

3系は、システム設計が根本から変わっており、
参入障壁が高いことから、2.17に期待したいところですが、
すでに4リリースされていることもあり、

すでに過去の遺産・・・

 

来年こそは、3系に移行できたら良いなと思っている今日このごろです。

ECCUBE 2.13.x on AWS EC2 & EFS
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